感染予防対策の昔

こんにちは♪ 学園前のAです。だいぶ季節もすすみ寒くなってまいりました。コロナが少し落ち着いてきましたが、冬はインフルエンザや風邪も流行りますので、マスク生活は続きますね。  感染予防はいつから始まったのでしょうか?今日は歴史を振り返ってみようと思います。

私たちがつける衛生用のマスクは、文化的、呪術的な仮面から枝別れしたものです。

17世紀に欧州でペストが猛威を振るった際に各地の『ペスト医師』は仮面カーニバルでよく見かけるような鳥のくちばし状の仮面(くちばしに薬草を染み込ませた綿を詰め込んだ)、皮手袋、長いコート、杖を持ち(患者を触る)、ソーシャル・ディスタンスを保ち感染を防ごうとしていたそうです。このことは、現在の防護服・3密対応にもつながります。

当時の病気の考え方は、毒された『悪い空気』いわゆる現在のエアロゾルが人の体液のバランスを乱すと考えられていて、ハーブとかアロマ系のものが解毒剤として汚染を浄化してくれていると信じたという時代です。『悪い空気』で起こると考えられた代表的な病気はマラリアで、この名は、古いイタリア語でmal ariaから来ています。

日本では鉱山労働者などの防塵マスクが先行しましたが、『スペイン風邪』で政府が着用を呼びかけ、一気に衛生用マスクが普及し、新型コロナ同様一時店頭から消えたそうです。その後関東大震災での火災の灰がきっかけにマスクの生産数が増え、1934年のインフルエンザの流行により、予防以外に「マナー」という意味を持つようになりました。

神社に行かれる方は、手水舎で手を洗い、口をすすぎ心身を洗い清められませんか?これは単なる宗教儀式ではなく、3世紀中頃日本で最初の疫病が大流行した時に、崇神天皇が神社に手水舎を設けるよう指示し、手洗いや口をすすぐ事を推奨し習慣づけをしたとのことで、感染予防対策だったのです。

手洗い・うがい・マスクは昔から感染対策として重要だと思われていたのがわかります。冬は特に乾燥しているので、就寝時やマスク下での口呼吸になっていないか注意し、元気に冬を乗り越えていきましょう。

クリニックのご案内