月: 2010年4月

口腔粘膜のチェックもしています

桜見物の好季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは。心斎橋・衛生士の力丸です。

今回のテーマは「口腔粘膜のチェック」です。

口腔粘膜とは、お口の中の上皮、すなわち歯ぐき・舌を除くお口の中のピンクの部分(粘膜)です。お口の中は、胃の中、腸の中と同様に体の内側に分類されています。
口の中は「唯一目で見ることのできる身体の内側」ということになります。

皆さんがよくご存知の口腔粘膜疾患のなかに口内炎がありますが、その他にも様々な疾患があります。

具体的には
・ウイルスや細菌、真菌などによる感染症
・前癌病変や口腔粘膜癌
・薬疹や金属アレルギー
・天疱瘡(てんぽうそう)等の皮膚疾患
・内科疾患に関連した粘膜の変化      などがあります。  

見えるということは早期発見、早期治療が可能なのです。
また粘膜以外にも唾液の出口である唾液腺の炎症、唾石症(石が溜まる)、唾液の分泌減少で口腔粘膜乾燥症になることもあります。
自己判断せず、変化があればすぐに受診して頂けたらと思います。

ちなみに当院で、診療・定期健診を行わさせて頂いている患者さんは、口腔粘膜のチェックもしていますのでご安心を(^^) 
n_2a

医療費控除とは?

こんにちは。
日ごと春らしさが感じられる今日この頃ですが、皆様におかれてはいかがお過ごしですか?学園前・歯科医師の勝瀬です。

3月といえば、春の足音と共に、申告の季節でもありますね。
今回は、医療費控除について、お話したいと思います。
医療控除とは、自分自身または自分と生計を一にする配偶者やその他の親族の
ために医療費を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。
医療控除は医療費の負担を軽減するために設けられた制度で、一年間(その年の1月
1日から12月31日までの間の分)に10万円以上もしくは、所得額の5%以上(所得金
額合計が200万までの方)の医療費が必要になった場合に所得税の一部が戻ってきます。

控除額の計算式 (控除額は所得額と医療費によって決まります)
【医療費の総額】―【保険などで補填された額】―【10万円もしくは所得額の5%
(どちらか少ない方)】=医療費控除額(最高200万円)
金やポーセレンなど、歯の治療材料として一般的に使用されているものは、医療費控除
の対象になりますので、この制度を利用することで負担を減らすことができます。
詳しくは税理士、会計事務所、最寄りの税務署にご相談して下さい。 

気候が安定しない日が続きますが、皆様、体調には十分注意して下さいね。

患者様よりメッセージを頂きました

 山田正人先生とは、25年ほど前からのおつきあいです。鴫野で開業しておられた独身時代の先生に虫歯を治療していただきました。治療も素晴らしかったのですが、もっと良かったのは、虫歯にならないための日頃の心がけを教えてもらったこと。高齢になっても「歯無しにならない話」をしてくださいました。私に話すだけではものたりないと思われ、私が牧師をしている教会までわざわざおいでくださって、皆に同じような話をしてくださいました。もちろん無報酬で。「歯の治療でかせごう」と思っている歯医者さんでないことがよくわかりました。その後、毎年案内いただく「定期検診」は、多忙を理由にさぼることが多かったのですが、年賀状を交換する間柄はずっと続いていました。
 
 一昨年、心斎橋に新しい病院を開設されたことを知らせていただいて、一度伺いたいなと思っていました。ちょうどグッドタイミングで、昔治療していただいた歯の根っこが痛み出しました。すぐに行ってみると、今までの医院とはかなり違った雰囲気。個室が幾つもあって、十名ほどの歯医者さんや歯科衛生士が対応しておられるのです。コンピュータ付きの治療台が各部屋にあり、最新の設備が整っています。「すごいな」とびっくりしました。治療も、予約した時間にきっちりと始まります。山田先生ひとりではなく、数人で分担しての作業。安心して治療を受けることが出来ました。

 ただ幾つか、「こうしたらもっと良いかな」思うことがあります。最初に、今回の治療のためにはどれくらいの期間と費用が必要なのかを、大体のところで良いですので教えていただければ、治療を受ける者として嬉しいこと。また、各回の治療の前に、その日にどのような処置をするのか、また次回にはどうするのかなどを話していただければ、さらに安心です。

 受付のスタッフを含め、皆さんが明るいので、ここに来るのが楽しくなります。といっても、毎日毎日丁寧に歯の手入れを行って、できるだけ来なくても良いように心がけます。それが(儲からなくても)皆さんの望んでおられることでしょうね。

                池田中央教会牧師  鎌野善三

永年お付き合いさせていただいている鎌野様からこのようなコメントを頂きました。うれしい限りです。永くお付き合いできる患者様こそ診療所の財産であると信じておりますし、また逆に患者様にとっても我々の診療所が財産であれば、と願って日々診療しています。お褒めの言葉と同時にお叱りの言葉もしっかりと受け止めたいと思います。治療前後の説明をしているはずなのですが十分にはお伝えできていないことに改めて気づかされます。けれどもこのようなキャッチボールができることをとてもうれしく感じております。

                           山田正人