月別: 2021年8月

歯ブラシ 歯磨剤 抗菌剤

こんにちは。

先日「歯ブラシ、歯磨剤、殺菌剤、抗菌剤の選定と使い分け」というオンラインセミナーに参加しました。

その中で印象に残った情報をみなさんにお知らせします。

① 歯ブラシ、歯磨剤について

以下の4つのブラッシングに関する見解が、高いエビデンスレベルで明らかになっています。

・不十分なブラッシング頻度は歯周病を重症化させる
・歯間部清掃は重要である
・ハイリスク歯周病患者にはより大切である
・手用と比べて電動歯ブラシは有効である(時間的に)

また、炎症は歯間部から!!ということで、フロスや歯間ブラシなどの歯間清掃は必須になります。

歯ブラシの選択基準については、
歯列の状態、歯肉の状態、子供、大人、高齢者、不器用な方なのか、などにより一人ひとりのリスクに応じた選択を行うことが重要です。

歯磨剤のプラーク除去効果については2割程度といわれており、残り8割はブラッシング(機械的除去)での効果が主体となります。

②洗口液の意義と使用方法

洗口液には、う蝕予防、バイオフィルム抑制、歯肉炎抑制、保湿、口臭抑制、歯石沈着抑制など、様々な種類のものが販売されていますが、今回はバイオフィルム、歯肉炎抑制に焦点を当ててご紹介します。

有効的使用方法は、「ブラッシング後、有効性のある洗口液を10ml用いて1日2回30秒の洗口」で、
5-7時間持続するので抗菌歯磨剤より優れているようです。

また、バイオフィルム、歯肉炎抑制効果は、1-2割程度であり、
必ずブラッシングでプラーク除去を行ってから使用することが重要です。

② 抗菌薬の経口投与

SRP(歯石取り)時に予防的に抗菌薬を服用することにより、血液中に85%いる生きている細菌が、20%まで減少するようです。

経口投与の主な目的は
・急性炎症の減少
・SRPによる臨床効果の促進
・歯周治療後(手術)の感染防止
・菌血症の予防

以上のことを今回のセミナーで学びました。

歯ブラシ、歯磨剤、洗口液については先程も述べたように一人ひとりのリスクに応じた選択が重要になりますので、患者の口腔内にあったものを選定するのが、わたしたち歯科衛生士の役割だと考えています。

抗菌薬の投与に関しては、薬物アレルギー、服用薬剤との相互作用、薬物耐性などの副作用の有無、薬物投与に適した口腔内状態なのかをドクターが診断した上での使用になりますが、
少しでも日頃の歯周病治療の効果促進に繋がるのであれば前向きに取り入れ、みなさまの歯周病治療のサポートができればと思っています。

WellnessDentalClinic  歯科衛生士 小川 力丸

だ液は免疫力アップの強い味方

だ液にはお薬や消毒液に匹敵するようなすごい効果があることをご存じですか?

お口を潤すだけじゃないんです

だ液の効果
○虫歯や歯周病を防ぐ
○口臭を防ぐ
○細菌の繁殖を抑える
○美味しさを感じさせる
○食べ物の消化を助ける
○粘膜を活性化させる
など・・・

だ液には多くの抗菌物質が含まれており
外部からの細菌やウイルスが体内で悪さをしないように
守ってくれています

個人差はありますが1人当たり1日にでるだ液の量は500mlのペットボトル
1本~3本分です!!

だ液が一番多く出るのはお食事の時です
噛めば噛むほど、食べ物の水分が少ないほどだ液はたくさん出ます
ところが、現代人は食生活の変化により噛む回数とお食事の時間が減り
だ液の量も少なくなっています
その結果虫歯や病気になりやすかったり消化吸収に影響がでたりします

だ液の効果を高める一番の簡単な方法は噛む回数を増やすことです!

しかしだ液も加齢と共に分泌量が減ってきます
分泌量が低下しお口の中の潤いがなくなると粘膜が乾燥し、痛みが出る
お食事が飲み込みずらい美味しさを感じにくい
お口の自浄作用が低下し
虫歯や歯周病のリスクが高まるなど様々な弊害が現れます

普段嫌われものとして扱われてしまっているだ液ですが
縁の下の力持ちとしてお口の中だけでなく
実は全身の健康までを支えています

日頃の生活の中でもだ液を増やすためにかみごたえのある食材を選ぶ
食材を大きめに切る、加熱時間を工夫する、ガムを噛むなど
意識してだ液の量を増やし健康的な身体を目指しましょう!!

千里アシスタント

コロナ禍での生活の変化

こんにちは 
世界中コロナウイルス騒動でパニックに陥りながらなんとか東京オリンピックが終わりました。
その後感染人数の増加に感染力の強さに驚き日々感染対策をしながら皆さんも生活していることと思います。
毎年春と秋には大きな学会が各地で開催されるのが常ですが、一昨年からごろから自宅や診療所でWEB・オンデマンド配信でのオンライン聴講になりました。
‘現地で実際に講演を聞けない‘ 
‘臨場感がない‘        
‘情報採取しにくい‘
など問題点も多いですが
WEBならいつもLIVEで現地でしか聴けなかった講演を好きな時間に(診療後帰宅して夜中でもリラックスして)何回でも繰り返し聴ける、観ることができるので私にとってはとてもありがたいです。
このように小さなことではありますが当然だった慣習の変化を経験されてる方もおられると思います。今回参加した学会は歯周病と全身疾患の関係の講演が多かったです。 
その中で印象に残った内容を一部列挙します

〇歯周病菌と戦った白血球の死骸(アテロームプラーク)が血管壁にたまり血栓を作り動脈硬化を起こし虚血性心疾患・脳疾患の一原因となる
〇歯周病患者はコロナウイルス患者のリスクを高める 人工呼吸器装着リスクを高める
〇口腔衛生をきれいにすると肺炎 発熱 死亡率を減少させることができる
〇歯周病は糖尿病だけでなくアルツハイマー型認知症の原因因子の一つである 
〇20本以上歯を失うと大腿骨の骨折リスクが5倍になる
〇歯周病菌は歯ぐきだけでなく血液を通して肺や内臓はては脳まで飛び火をする
人生100年時代
歯周病をコントロールすること= 正しいお手入れ、 定期健診で「健口から健幸」へ健康寿命を延ばしましょう。
歯周病が心配な方はご相談ください。
                          歯科衛生士 藤井美喜子

マスク下の口呼吸に注意!!

こんにちは。
千里山田兄弟歯科、院長の三谷です。

先週後半からずっと雨が続いていますね。
新型ウイルスの影響もあり、週末はお家ですごされた方も多いのではないでしょうか。
私も大好きなゴルフに行けず、我慢のお盆になりました。

さて、皆さんはゴルフやウォーキング、ランニングや筋トレなどの運動をされる時
友人と一緒にだったり、ジムなどの屋内で人と距離が近い場合はマスクを着用されていると思います。
人は本来、鼻で呼吸をしますが、マスクで鼻と口を覆われている息苦しさで口呼吸になることがあります。
特に暑いこの時期は無意識に口呼吸になりやすいのに、体を動かすことで息が上がったりした時は尚更です。

口呼吸は様々な問題を引き起こします。いくつか例をあげると・・

〇口腔乾燥により虫歯や歯周病リスクが高くなる
〇ウィルスや細菌がダイレクトに取り込まれるため風邪や感染症にかかりやすい
〇鼻疾患(鼻機能の低下・発育不良)
〇口腔乾燥により口臭がきつくなる
〇口周りの筋力が衰え表情筋がたるむ
〇自律神経バランスの悪化(集中力の低下・頭がぼっーとする)
など

実は口呼吸にはお口の中以外にも危険がたくさんあります。

また、正常な歯並びの位置は唇と舌の筋肉のバランスによって決まりますが
口呼吸により常に口を開けている状態ですと、唇の筋肉が使われないことで筋力が衰え歯並びや噛み合わせを乱す原因になります。
上あごの前歯が前方に突き出ている歯並び(出っ歯)や上下の歯を噛み合わせたときに前歯に隙間ができてしまう歯並び(開咬)、
隣の歯同士が重なり合っていたり、歯がねじれていたり、歯が列に収まらずに前後に飛び出てしまっている歯並び(乱ぐい歯)といった
不正咬合を引き起こします。
こういった症状は幼少期に多く見られ、幼少期に口呼吸が習慣化してしまうと将来的な歯並びに影響しますので特に注意が必要です。

では実際にどんなことに気を付けるといいでしょう。

◎舌のトレーニング
舌先を上あごのくぼみにつけて、前後にこするように動かしてみましょう。1度に10回目安
ポイントは口は閉じたままで行うことです。
いつでも気付いた時にやってみましょう。

◎咀嚼(噛む)回数を増やす
唇の力や舌の力が弱いと口が開きやすくなります。
奥歯でしっかり噛むことが、それらの筋力をつけるトレーニングになります。
噛み応えのあるもの、噛む回数を増やすなどを意識しましょう。

少し意識するだけでも改善することが出来ると思いますので、皆さんもマスクを着用している時に口呼吸になってないか気にしてみましょう。
お口の環境を整え、健康維持のためにも、いつも鼻呼吸を心がけて過ごしましょう。

なぜ治療すると銀歯になるの? 〜保険治療の場合〜

この歯科医院で働くまで恥ずかしながら10年以上歯医者に通ってなかった千里スタッフの橋本です。

歯に関する知識がなかった頃の私は
とりあえず歯磨きはするけど、歳を重ねていくとそのうち銀歯が増えて、そのうち入れ歯になるんだろうなー。という漠然とした考えで過ごしておりました。

みなさんは銀歯に対してどのような印象をお持ちでしょうか?

・保険で治療できるが見た目が良くない
・何かの拍子で外れてしまう
・治してもまた中で虫歯になるかもしれない

やはりマイナスイメージが強いかと思われます。メリットは保険で治療が出来ることくらいでしょうか。

そして、白く自然な歯に見えるセラミックでの修復治療は保険対象外となり費用が断然違います。
まずは極力ご自身のセルフケアで虫歯を作らないよう予防していくことが一番理想的ですね。

今回は保険治療の場合の話をさせていただきます。

まず、そもそも何故保険治療をすると銀歯になるのでしょうか

毎日、歯には噛み合わせによる顎の力が掛かります。
食事の際はもちろんのこと、集中している時や、夜間寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは殆どの人がしているとされています。

歯科で使用する金属にはその力に対して割れにくい・強度があるというメリットがあります。
そして保険が効くため金属を使用して虫歯で失った歯の材質を補うことで治療をします。

虫歯のできた場所や大きさによってはレジンという白い樹脂で虫歯になった部分を修復出来る場合もありますが
当院では、虫歯の修復に使用する詰め物が噛み合わせの力に負けないために強度が必要となる場合に使用しています。

良くあるケースとしては
・歯と歯の間の虫歯
・虫歯で失った歯の材質が大きいもの
・すでに神経を取られている歯、虫歯が大きく神経を取ることになった歯
などに利用されます。

まずは虫歯にならないために、
歯ブラシで虫歯のもとになるプラークを除去した上で、歯と歯の間の接触している面には歯ブラシは届かないため、糸ようじ(デンタルフロス)を使用することをお勧めします。

自分の歯磨きやお手入れ方法に自信がない場合や、自分に合ったデンタルケアグッズが知りたい等あれば、遠慮なく当院の歯科衛生士にご相談ください!