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新茶と虫歯予防

   こんにちは   千里診療所の森田です。
   春の肌寒さが遠のき 汗ばむ季節となりました。
   新緑がまぶしい「新茶」の季節にもなりました。
   今日は新茶と虫歯予防について書きます。
   
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   「新茶」とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことです。
   鹿児島などの温暖な地域から摘み採りが始まり、桜前線と共に北上していきます。
   「新茶」と「一番茶」とは基本的に同じお茶のことで、呼び方が異なるだけです。
   使い分けとして「一番茶」はその後に摘み採られる「二番茶」「三番茶」などと対比して
   使われます。

   茶樹は、冬の間に養分を蓄え、春の芽生えとともに
   その栄養分をたくさん含んだみずみずしい若葉を成長させ
   それが新茶となるのです。

   立春(2月4日)から数えて88日目の日を「八十八夜」といい
   昔から、この日に摘み採られたお茶を飲むと
   一年間無病息災で元気に過ごせると言い伝えられています。

   新茶は「二番茶」「三番茶」に比べて苦渋いカテキンやカフェインが少なく
   旨み、甘みの成分であるアミノ酸(テアニン)が多い傾向にあります。
   カテキンにはいろいろな効能があり、血圧上昇抑制作用
   血中コレステロール調節作用、血糖値調節作用、抗酸化作用
   老化抑制作用、抗突然変異、抗癌、抗菌、抗う蝕、抗アレルギー作用
   などがあげられます。

   カテキンは狭義にはフラボノイドの一種です。
   お茶の抽出物は虫歯予防として食品に使われるようになり
   口臭及び虫歯予防として、緑茶に含まれるフッ素やフラボノイド        
   カテキン類がとても有効であるとされています。

   ガム
   歯磨き粉やガムにもフッ素やフラボノイドが含まれたものがありますが
   この効果は抗酸化作用があり、虫歯予防にとても効果があるといわれています。

   これらが豊富に含まれている緑茶を毎日食中や食後に飲むことで
   虫歯予防につながるとされているのです。

   キシリトールやフッ素・フラボノイドなど自然のものから抽出されるものを
   取り入れる事で虫歯予防につながるのであれば
   積極的に取り入れることをお勧めします。

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