歯科定期検診へ行こう!
こんにちは。
今年は梅雨入りが遅く、爽やかな晴れの日が続いています。
皆様、元気にお過ごしでしょうか?
長いマスク生活ですが、この夏はせめて屋外でマスクが外せるといいですね。
マスクを外すとなると、気になるのは口元。
虫歯、歯石、口臭、歯の色も白くしたいし、歯並びも気になるな・・・。何だか口角も下がったり、前より笑顔が作りにくくなったかも??
マスクに隠されていた口元のケア。気になる方が多いかも知れません。
先週末、ニュースをご覧になられた方もいるかも知れませんが、
政府が2022年6月に決定する指針「骨太の方針」で、「国民皆歯科健診」の導入が検討されました。
現在、「歯科健診」は
○1歳半と3歳
○学校に通う子ども
○歯の健康に関わる職業についている方
が受診義務の対象です。
昨年に示された「骨太の方針」に、「生涯にわたって歯科健診を強化すべき」とあり、歯科健診の受診は推奨されていましたが、
○過去1年に歯科健診を受けた者の割合が52.9%にとどまっている。
○40歳以上を対象とした歯周疾患検診の受診率は5%とかなり低い状況。
を踏まえて、今回の方針に「国民皆歯科健診」という表現を盛り込むことが検討されています。
国民に、1年に1回の歯科健診の受診を義務づけることで歯の健康を守り、増え続ける医療費の削減につなげるねらいもあるようです。
2021年にサンスターグループによる、「歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い」というおもしろい研究結果が出ています。
〈https://www.sunstar.com/jp/newsroom/news/20210708/〉
さて、皆さんは歯科の定期健診を受けていらっしゃいますか?
定期健診ではどんなことがわかるのでしょう?
レントゲンや歯周病の検査で、虫歯や歯周病の現状の他に、
○顎関節の状態(お口の開きにくさ、開閉時の音や痛みがあるか)
○歯並び
○噛み合わせ、力の強さ、バランスなど
○粘膜の異常がないか(ガンや粘膜の病気)
○唾液の量や質(口腔乾燥症がないか?唾液がネバネバしていると虫歯や歯周病になるリスクが高くなります)
○口腔機能の未発達や低下がないか
○歯に影響のある悪習癖がないか
など、多岐にわたって観察しています。
早く見つけて、最小限の治療をする。
定期的に口腔内の菌を取り除くことで、
美味しく食べ、楽しく話し、心身口共に健康な人生を送っていただけるよう、私たちがサポートいたします。
毎年の身体の健康診断とともに、歯科健診を受けてみてはいかがでしょうか?
<参考>
・産業保健新聞
・厚生労働省「労働安全衛生法に基づく歯科医師による健康診断を実施しましょう」、
本記事作成者
大阪市心斎橋 Wellness Dental Clinic
歯科衛生士 力丸