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歯のブログ

マスク下の口呼吸に注意!!

こんにちは。
千里山田兄弟歯科、院長の三谷です。

先週後半からずっと雨が続いていますね。
新型ウイルスの影響もあり、週末はお家ですごされた方も多いのではないでしょうか。
私も大好きなゴルフに行けず、我慢のお盆になりました。

さて、皆さんはゴルフやウォーキング、ランニングや筋トレなどの運動をされる時
友人と一緒にだったり、ジムなどの屋内で人と距離が近い場合はマスクを着用されていると思います。
人は本来、鼻で呼吸をしますが、マスクで鼻と口を覆われている息苦しさで口呼吸になることがあります。
特に暑いこの時期は無意識に口呼吸になりやすいのに、体を動かすことで息が上がったりした時は尚更です。

口呼吸は様々な問題を引き起こします。いくつか例をあげると・・

〇口腔乾燥により虫歯や歯周病リスクが高くなる
〇ウィルスや細菌がダイレクトに取り込まれるため風邪や感染症にかかりやすい
〇鼻疾患(鼻機能の低下・発育不良)
〇口腔乾燥により口臭がきつくなる
〇口周りの筋力が衰え表情筋がたるむ
〇自律神経バランスの悪化(集中力の低下・頭がぼっーとする)
など

実は口呼吸にはお口の中以外にも危険がたくさんあります。

また、正常な歯並びの位置は唇と舌の筋肉のバランスによって決まりますが
口呼吸により常に口を開けている状態ですと、唇の筋肉が使われないことで筋力が衰え歯並びや噛み合わせを乱す原因になります。
上あごの前歯が前方に突き出ている歯並び(出っ歯)や上下の歯を噛み合わせたときに前歯に隙間ができてしまう歯並び(開咬)、
隣の歯同士が重なり合っていたり、歯がねじれていたり、歯が列に収まらずに前後に飛び出てしまっている歯並び(乱ぐい歯)といった
不正咬合を引き起こします。
こういった症状は幼少期に多く見られ、幼少期に口呼吸が習慣化してしまうと将来的な歯並びに影響しますので特に注意が必要です。

では実際にどんなことに気を付けるといいでしょう。

◎舌のトレーニング
舌先を上あごのくぼみにつけて、前後にこするように動かしてみましょう。1度に10回目安
ポイントは口は閉じたままで行うことです。
いつでも気付いた時にやってみましょう。

◎咀嚼(噛む)回数を増やす
唇の力や舌の力が弱いと口が開きやすくなります。
奥歯でしっかり噛むことが、それらの筋力をつけるトレーニングになります。
噛み応えのあるもの、噛む回数を増やすなどを意識しましょう。

少し意識するだけでも改善することが出来ると思いますので、皆さんもマスクを着用している時に口呼吸になってないか気にしてみましょう。
お口の環境を整え、健康維持のためにも、いつも鼻呼吸を心がけて過ごしましょう。

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