歯磨きの利点と欠点
〈歯磨きする事の利点〉
・歯についたプラーク(歯垢)を除去する事で虫歯、歯周病の予防になる
・歯、歯肉、舌に付着した汚れを取り除く事で口臭の予防、改善される事もある
・歯の表面がツルツルとした舌触りになり、爽快感を得られる
・口の中の細菌を減らすことによって誤嚥(ごえん)性肺炎の発症を少なくすることができる
〈歯磨きする事の欠点〉
歯磨きをすることによる欠点は
・不適切な磨き方
・過度に圧をかけている
・頻繁に磨いている
・傷んだ歯ブラシの使用
・硬い毛の歯ブラシの使用など、
これらのことによって起こるものです。
・歯肉退縮(しにくたいしゅく)
歯茎が下がることであり、加齢にともなって下がりますが、乱暴な磨き方や力の入れすぎ、毛先が傷んだ歯ブラシの使用で下がる度合いが非常に大きくなります。
・擦過傷(さっかしょう)
歯磨きのし過ぎ、力任せな磨き方で歯茎についてしまう擦り傷のことで、硬い毛の歯ブラシ、毛先が痛んだ歯ブラシを使用すると起こりやすいです。
・クレフト
歯茎にできたV字やU字の縦の裂け目のことである。力任せの縦磨きによって歯と歯の間に汚れが溜まり炎症が起き、歯ブラシが通ったとおりに歯茎が削れることによって起こります。
・フェストゥーン
歯茎のふちが肥厚しロール状に盛り上がった状態のことであり、力任せの磨き方によって起こります。
・楔状(くさびじょう)欠損
歯が楔状に削り取られたもので、歯の歯茎沿いの部分にできる。歯磨き剤の使いすぎ、力の入れすぎによって起こります。
歯磨き中、歯ブラシの毛先に加わる適正な圧力は100~200グラムと言われています。
適切な歯磨き方法や自分に合った歯ブラシなど知りたい方は気軽にスタッフまでお声掛けください。
本記事作成者
奈良市学園前山田兄弟歯科
歯科助手 栗林