歯のブログ
洗口液と歯磨剤の組み合わせ
みなさん こんにちは
千里歯科衛生士 本多です。
普段から洗口液を使われている方は、歯磨剤との併用について良い組み合わせとあまりよくない組み合わせがある事をご存知でしょうか 。
洗口液の正しい使い方についてご紹介します。
今回は陽イオン製剤を使う際の注意点をご説明します。
陽イオン製剤
・グルコン酸クロルヘキシジン
・塩化ベンゼトニウム
・塩化セチルピリジニウム
これらは殺菌力のある成分です。
この成分を含む洗口液は、
負に傾いているバイオフィルム表層に吸着することで強い殺菌力を発揮します。
※ +は陽イオン製剤(洗口液)
しかし、歯磨剤に含まれる発泡剤や、研磨剤は負に傾いています。つまりマイナスイオン製剤です。
陽イオン製剤とマイナスイオン製剤の併用をしてしまうと、陽イオン製剤の薬効成分が歯に吸着する前に不活性化させてしまうことがあります。
※-はマイナスイオン製剤(歯磨剤)
同時併用の際はこのような注意点が挙げられます。
・同時併用する際はブラッシング後にしっかりとお口をゆすいでから洗口液を使うことが良い
・ただし、歯磨剤に含まれるフッ素を歯面に残したい場合はブラッシング直後の洗口は望ましく無いため、30分ほど時間をあけてから洗口することが望ましい
ご自宅で使用されている洗口剤で、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムを含むものをしようされている方は、ブラッシング後30分間隔をあけてから洗口液を使うようにしましょう。
本記事作成者
豊中市 千里山田兄弟歯科
歯科衛生士 本多