心斎橋自慢の患者さま・・・❤
心斎橋受付の佐々木です
今回はある患者さまを紹介いたします。
「おっはよー!!きたよー!」 まるで知り合いの家に寄ってくかのように来院してくれる親子3人組。お母さんと息子さん3歳、娘さん1歳。
ご了解をいただいて、この後お名前を出して書かせていただきますが、お母さんが治療している間、たいちゃんと琴ちゃんの二人は受付のスタッフといろんなお喋りをしながら、お絵かきしたり、塗り絵をしたり、本を読んだり、待合に誰もいない時にはちょっと走りまわっていたりしてお母さんが終わるのを待っています。そうそう・・スタンプ押しのお手伝いをしてくれたりしたこともありました。
そして、この二人もなんと!診療室にそれぞれ一人で入って診察やフッ素塗布を一人で受けるのです。1歳の琴姫もです!!。
勿論、最初からこんな二人だったわけではありません。
思い起こせば、心斎橋がOpenしてまだ間もなくの2009年の1月、お母さんが1歳になる太志くんを連れて来院されました。当初の彼はお母さんが入って行くなり大声で泣き出し、殆ど出てくるまで泣き通すか、泣き寝入りしてしまうかでした。
幸い、午前中の空いている時間帯に来て下さっていたので、私か手の空いているスタッフで抱っこしたり、なだめたりしていました。
何回位そんな事があったか今では覚えていないのですが、私達も中で治療しているお母さんもDr達も気が気ではなかったのです。
子育てには少しは自信と経験のある私が、ある時一度太志くんの目をしっかり見ながら話をしたことがありました。・・・
お母さんは太ちゃんをおいてどこかへ行っちゃったのではなく、中で歯の治療を頑張っていること。終わったら、必ず出てきて太ちゃんと一緒にお家へ帰ること。泣いていても待つ時間は同じなこと。泣いているとお母さんが中でつらいこと。・・・
だから、この時間は楽しく遊んだりお話したりしていようと。。。。
すると、彼は我慢して待つことが出来るようになりました。最初は少し泣いてもすぐ泣きやんで話したり本を読んだり、お絵かきしたり、おもちゃで遊んで待つことができるようになりました。
暫くお通い頂いた頃、お母さんの治療だけでなく、太ちゃんの歯磨きについても相談をうけました。
「泣いて嫌がって歯ブラシを口に入れさせてくれない・・」と弱気な彼女に、大ちゃんの歯を守れるのはお母さんだけであることをお話して、具体的には押さえつけてでも歯磨きする仕方も、上手に出来たほめ方も伝えました。
素直にも彼女は実行され、食習慣においても担当医や担当衛生士の指導のもと、毎日飲んでいたお砂糖入りの飲料を控え、お口に安全なおやつに変えたり、歯ブラシもとても頑張ってされました。
それから、二人目を妊娠され、しばらく治療は中断となりましたが、二人目の琴ちゃんを連れて再び来院して下さいました。
その時は私もスタッフ一同も・・とっても嬉しかったです。
なぜって、こんな小うるさいおばさんの居る歯科医院なんてイヤになっていて、他の歯科医院に行かれても。。しかりと思ってもいましたから・・ホントに嬉しかったです!!。
さあ、それで、琴ちゃんはというと・・・お母さんが治療で離れる時、昔の太ちゃんのように泣きじゃくりました。でも、二人目のお子さんはたいてい気さんじなものですね。
泣いた時間は最初から大ちゃんの半分以下。太ちゃんというお兄ちゃんの存在もあってすごく早く慣れてくれました。いつしか靴を履いてよちよちし出した琴ちゃんは太ちゃんと一緒に待合で運動したり、受付の所定の場所で遊ぶことを、楽しみに来院してくれるようになりました。
1歳の琴ちゃんが一人でチェアーに乗って検診を受けたり、フッ素を塗布する様子を見た歯科医師歴30年以上の理事長も「スゴイな!!」と驚嘆。
二人は歯磨きと生活習慣をマスターしたママに育てられて現在、カリエスフリー❤
先日、お母様は治療も親知らずの抜歯も全て終え、2年10ヶ月に亘る治療を終了、当院の卒業証書を手にされ、定期検診のコースへと入っていただきました。
こんな患者さんがいて下さる事は、今では私の大きなご褒美に、励みになっております。
お子様連れの方、是非、午前中の心斎橋山田兄弟歯科をご利用下さい❤
お母さんの治療中、お躾も兼ねてお預かりいたします。
最後に太ちゃん、琴ちゃんと二人のママのお口が、ず~~と健康でありますように おしまい。。