セラミックとインプラントの違いを比較
歯に問題が起こり失ってしまった場合、治療の選択肢としてセラミックとインプラントが挙げられることがあります。
しかし、その2つの違いについていまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。実際に治療を行う際には、不安や後悔がないようしっかりと理解しておくことが大切です。
そこで今回は、セラミックとインプラントの違いについて解説していきます。
セラミックとインプラントの違いは歯が残っているかどうか
無くなった歯を補う治療のセラミックとインプラントですが、どちらかを選べるという訳ではありません。
セラミックは、見た目では歯を失っていても歯根が残っている場合に行える治療です。
残っている歯根に土台を作り、セラミックを使用した差し歯によって歯を再建する方法をセラミック治療といいます。
一方、インプラント治療は、歯根が残っていない抜歯した状態の箇所に人工の歯根と連結部分、人工歯を使って歯を再建する方法のことです。
自分の歯が残っている際はセラミック、歯が根っこの部分から全て無くなっている際にはインプラント治療を行うということになります。
つまり歯根が残っていても、インプラントにしたいという方は抜歯をする必要があるということです。
治療期間が違う
セラミックは残っている歯の状態にもよりますが、カウンセリングから設置まで1~3ヶ月程度となります。
インプラントの場合は、土台となるあごの骨とチタン性のネジが結合するのを待つ必要があるため、セラミックよりの長い治療期間を要します。あごの骨が十分にあるか少ないかによって変わりますが、治療が完了するまで1年近くかかることもあります。
安全性の違い
インプラントの治療法は、外科手術を伴うので糖尿病や高血圧などの病気を持っている場合にはおすすめできないことがあります。また、歯根の代わりとなるパーツの金属には、チタンが使われていることが多いため、チタンアレルギーがある場合は治療ができません。
セラミックには、金属アレルギーの心配はいりませんが、陶器性なので歯ぎしりや食いしばり、強い衝撃を受けた際などに欠けてしまう可能性があります。
セラミックの種類とその特徴
一言にセラミックと言っても、透明性に長けたオールセラミックを含め、さまざま種類があります。
種類とそれらの特徴について詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
歯に用いるセラミックには種類がある！それぞれの特徴とは
セラミックかインプラントかは最適な治療法を選択しよう
当院では徹底した滅菌体制と全室個室で対応しています。カウンセリングにも十分な時間をとりしっかりご理解ご納得いただいた上で治療を進めておりますので、ご相談・気になることがありましたら何なりとおっしゃって下さい。