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歯のブログ

酸蝕歯って何?

こんにちは

肌寒い日が続き少しづつ冬が近いてきましたね。

皆さんは「酸蝕歯」というものをご存じでしょうか?

「酸蝕歯とは」

皆さん、歯が溶ける病気といえば「虫歯」がすぐ思い浮かぶと思います。

しかし、歯をちゃんと磨いていても歯が溶けてしまうことがあります。それが酸蝕歯です。

文字通り「酸」が「歯を蝕(むしば)む」ことです。

酸蝕歯は皆さんが普段食べたり飲んだりする物の中の酸によって歯が溶けます。

また、嘔吐による胃酸の影響でも歯が溶けることがあります。

酸蝕歯になると歯の外側のエナメル質という歯で1番硬い部分が溶けてしまいます。

それにより、冷たい水がしみる、噛んだ時に痛む、歯が欠けるなどが起きやすくなります。

「酸蝕歯になりやすい飲み物、食べ物」

エナメル質は酸性度(pH値)5.5を下回るものに触れると溶けてしまいます。

市販の飲料水ではビールで約4.3、スポーツドリンクで約3.5、コーラでは約2.2とかなり低いことがわかっています。

「酸性」と聞くと酸っぱいものを想像しますが、コーラなど甘い飲み物でも「酸味料」が入った飲み物は賛成ですので注意が必要です。

また果物や野菜にも酸は含まれていますので摂りすぎは注意が必要です。

出典 歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本 クインテッセンス出版株式会社

「酸蝕歯にならないために」

酸蝕歯を予防するには次の3つのポイントを意識しましょう。

①長時間歯を酸にさらさない

ジュースなどを飲んだ後は水やお茶で流すようにし、ちびちび飲みはやめましょう。

②直接酸を歯に触れさせない

ストローを使って飲むようにしましょう。

③酸に触れた後は力を加えない

ジュースを飲んだ後にすぐ歯磨きをするのは控えましょう。

これらを意識してジュースや果物を楽しみましょう!

その他気になることがございましたら、お気軽にお声がけください。

本記事作成者

豊中市 千里山田兄弟歯科

歯科医師 澤田

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