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歯のブログ

虫歯は痛みが出てからでは遅い!?

厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏バテしないように、美味しいものをたくさん食べて体力をつけましょう💪🏻

さて、みなさん
毎日あまりにも暑いので、ご自身の歯のことをお忘れではないでしょうか。

“歯医者に行く”
と聞いて、みなさんはどう感じますか。

“歯が痛くなったから行くところ”
というイメージを持たれてる方が多いと思います。

痛いところも、しみるところもないから、
「虫歯も歯周病もない!自分は健康だ。」
と思い込んでおられる方も多いのではないでしょうか。

「少し今痛いだけ、ほっとけばすぐ治るでしょ?」
と思い込んでいる方、
答えは
「No! 歯の病気に自然治癒はありません。着々と悪化し進み続けるだけ。」
です。

実際、自覚症状のないまま進行しており、痛みが出始めた頃には大変な問題になっていた、なんてことは非常に多いです。

これが、
「問題がなくても歯医者には必ず定期検診で通いましょう。」
と声かけをさせていただく理由です。
数ヶ月に一回のメインテナンスに来ていただくことで、歯のクリーニングはもちろん、何か変化やトラブルは起きていないか、予備軍はないか、などあらゆる事を確認させていただく大切な機会です。

なぜ、自覚症状がないまま進行してしまうのか。

それは
“歯の表面には痛覚がないから”
です。
歯の中身は層になっていて、外側から内側にむかって、エナメル質、象牙質、歯髄(神経)とあります。
虫歯の進行が、
①エナメル質まで
→まだ痛覚がない範囲内なので、少し白濁しただけ、穴が空いただけ、では何も感じません。治療は当日だけで、少し削って詰めて終わることができます。
②象牙質まで
→すぐ下にある神経に刺激を与え始め、この段階から痛み、しみる、などの自覚症状が現れ始めます。治療は大きく削って詰め物になる事が多いですので、2〜3回かかります。
③歯髄まで
→ズキズキと激しい痛みが出てきて、歯茎が腫れてきたりといった症状がでます。
深いところまで削り神経を取り除く必要があるため、治療は、5〜7回と回数を重ねた処置が必要になります。
④歯根まで
→神経まで感染し死んでしまうため、痛みはなくなります。こちらも回数を重ねた神経の処置が必要です。

というように、症状が出始めるのは進行が始まってから、だいぶ後になります。

特に、神経が死んでしまった、あるいは昔の治療の際に神経を取り除いた歯は、その後は痛みを感じる事がないので、気づかないまま虫歯によって歯が破壊され、最終的に取り返しのつかない状態まで行き、もう抜歯しか方法がない…となってしまう事も多いです。

他にも、大人の歯は構造上、子供よりも歯髄が狭いため痛みを感じにくく自覚症状が遅れるといることも理由の一つです。

そうなる前に、
⭐︎定期的なプロの目による検診チェック
⭐︎毎日の正しい歯みがき方法
を必ず生活に取り入れて、問題が小さなうちに!小さな対処方法ですむうちに!解決しておきましょう。
問題が大きいと、時間もコストもかかってしまいますので困った事だらけです💦

気になる事がございましたら、いつでもご相談ください。

一緒に健康を維持しましょう♪

本記事作成者
豊中市 千里山田兄弟歯科
歯科医師 難波

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